• ホーム
  • 子宮内膜症の治療でピルを使用するメリットとデメリット

子宮内膜症の治療でピルを使用するメリットとデメリット

2020年02月26日

低用量ピルは妊娠を防いだりPMSや生理痛を緩和する働きがあります。ピルの成分は4日ほどで体外に排出されるので長期的に服用しても妊娠できなくなることはありません。アメリカで行われた開発実験では、不妊症の女性がピルを使用したところ後に懐妊するという結果が出ています。ピルが不妊症を改善する原因については、排卵の抑制が逆に排卵を促したのではないかなど様々な説があります。低用量ピルは副作用が少ないというメリットがあるため、体に負担をかけることなくPMSや生理痛の長期的な治療ができます。

低用量ピルは子宮内膜症の治療にも使用されています。この原因はまだはっきりと解明されていません。月経の際に剥がれた内膜は子宮から膣に出ていきますが、子宮内膜症になると一部が逆流して卵管を通り腹腔内に拡散します。腹腔内で内膜の一部の成長が進行してしまうことが原因ではないかと考えられています。

子宮内膜症が進行すると非常に強い生理痛が現れるため、痛みを抑えるため鎮痛剤が必要になります。市販の鎮痛剤を使用しても十分に痛みを抑えることができないので、病院で医師に相談しなければなりません。症状が進行するにつれて痛みも強くなるため放置せずに早期に対処することが大切です。腹痛以外に肛門や膣の奥が痛む場合もあり、悪心や嘔吐を伴うケースも見られます。また排卵期や生理前など、生理痛以外にも腹痛を発症することがあります。

子宮内膜症になると性行為の際に痛みを感じるケースが見られ、月経時の出血量が多いだけでなく下痢をしやすくなります。不妊症の女性の約20%が子宮内膜症を患っているとされていますが、全ての子宮内膜症患者が不妊症になるわけではありません。子宮内膜症には様々な症状が伴いますが、全てを発症するわけではなくいくつかが組み合わさって現れるのが一般的です。

子宮内膜症の治療では低用量ピルを使ったホルモン療法が行われています。この方法には副作用が少なく長期間服用が可能であるなど様々なメリットがあります。その他にも内膜症の進行を抑え、生理痛を緩和できるなどのメリットも存在します。低用量ピルは避妊方法として効果的なだけでなく、PMSを抑えたり月経時の出血量を少なくすることができます。

安全に子宮内膜症を治療できる低用量ピルですが、常用喫煙者は服用できないなどのデメリットも存在します。常用喫煙者の他にも、妊娠を希望している人は服用できません。1か月間のうち3週間から4週間は服用しなければならないというデメリットも存在します。